コーミングをする時は、ヘナを塗っていない部分のみで、髪の毛のキューティクルを整えるときのみにしています。
なぜこんなにコーミングに対して気を払っているのかと言いますと・・・・
「塗布した部分の髪はもろくなっていてダメージになりやすいから」です
ダメージや髪のおさまりを良くするためにせっかくこだわっても、知らず知らずのうちにダメージさせてしまい、プラマイ0になっていしまいます。
また、色が入りやすくするためにヘナを塗布した髪をモミモミする美容師さんも多くいるのですが、Veneziaではおススメをしていません。
理由
色が入りやすい髪の状態はご存じでしょうか?
健康な髪??それもとダメージがある髪?
正解は、「ダメージ毛」です。
ダメージ毛を簡単に説明すると、キューティクルがはがれて髪にダメージホールがある髪の事になります。
その穴があったり、キューティクルがはがれているお陰で、色が内部にまで浸透しやすくなります。
そしてヘナの場合は、ダメージホールを補強する役割もあったりしますので色が入りつつそこそこ髪がまとまってくれます。
また健康毛や髪がとても固い方は、キューティクルもとても強く水まで弾いてしまうこともあったりします。
その為、色の入りも悪い状態になります。
ヘナをした場合には色が入りにくいのですが、ヘナの特徴の一つで「コーティング作用」はありますので、髪がより綺麗になります。
この2つの事をまとめると、
1,モミモミやコーミングをする事で、髪にダメージを与え色の入りを良くしてヘナの補強する力で髪をまとまりやすくする
2,ヘナを塗布した部分をモミモミやコーミングしない事で、人為的なダメージはないので色の入りは悪いけどヘナの特徴で髪をコーティングしてくれるのでまとまりが良い。
お客様はどちらを希望でしょうか?
私たちの考え
お客様の要望も大事だと思いますが、ヘナをしていただく1番の目的として髪や頭皮をキレイにしていただく。
髪や頭皮がキレイに健やかになって欲しいのが私たちのモットーになります。
なので、私たち自らの手で髪にダメージを与えるようなことは1ミリでもしたくないのです。
話が少し前後しますが、実は髪の根元にヘナを塗布する際にもかなり細心の注意をはらっています。
その理由として、ヘナは傷口に付いてしまうと”痛い”のです。
根元を塗布する際にハケの毛の先が頭皮にダイレクトアタックすると、頭皮にちょっと傷がつくことがあり、それがヘナを塗った際に”しみる”原因になったりもします。
Veneziaではお客様にそんな思いを少しでもしてほしくはありません。
なので、根元塗布の際にも丁寧に優しく、ヘナを頭皮に塗るのではなく”置いてくる”イメージで塗布しています。